こんしゅうはぜんぺんで、らいしゅうはこうへんなんだよ、ばいばい

現在開催中

こんしゅうはぜんぺんで、らいしゅうはこうへんなんだよ、ばいばい

EUKARYOTE


Information

EUKARYOTEでは8月2日(金)から8月25日(日)までの会期にて、石川和人の個展「こんしゅうはぜんぺんで、らいしゅうはこうへんなんだよ、ばいばい」を開催致します。


世の中は有り余る情報化により、全てが記号化している。記号化されたモノは私達に利便性をもたらしたが、意味を無くさせた。そして私達自身をも記号化させた世界がリアリティをおびてきている。つまりオリジナルの存在の意味や価値が見出し難くなっているのだと思う。
ジャン=ボードリヤールのシミュラークルのように、現実とは切り離されたハイパーリアルの世界が中心になりつつあるのではないか。私はこの文脈を引用し、今回の展示では、オリジナルに依存する模造時期、大量生産による複製とコピー、そして現在のシミュレーションと現実の区別がつかなくなるハイパーリアル、の大きく3項目に分け、現在のもどかしさ、その先を知りたいとおもいつつも結果を知りたくないような気持ち、このままに展示をしたいと思う。
今は”ここ”にあるけど本当に”ここ”に意味があるのかもわからないし、今週も来週とも永遠にばいばいはしたくないから。

石川和人は、光の芸術と言われる写真そのものに対する愛着とその技法を用いながら、最早ハイパーリアルが現実となりつつある現在と向き合い制作しています。
自身の評価を得るきっかけとなった作品シリーズ、「Humanity」では、大量の鮮やかなインク同士が混じり合い、偶発的に出現するイメージによって膨大な情報に晒された私たちを曖昧な表層として表現してきましたが、昨年行われた個展では、1枚の紙を様々な角度から光を取り入れトリミングし撮影する新たな手法で取り組んだ「Matter of light」を発表しました。
一見するとカラーフィールドペインティングを思わせる崇高な没入の魅力を湛えた「Matter of light」の画面は、実態を伴わない被写体のイリュージョンを私たちに体験させますが、反面、デジタルの発色そのものに物質性を与えたような微かな触覚を帯びており、インターネット上に漂う情報や画像としての写真と、光を操り撮影からプリントやセレクトまでフィジカルを伴う行為としての写真、両極の可能性と石川のもどかしさを浮かび上がらせます。

EUKARYOTEで2回目の個展となる本展では3フロアを使い、1階ではタイトルの前編にあたる「Matter of light」のシリーズ作品を展示し、2階は後編として2018年から自身の名を冠したブランドをスタートさせたファッションデザイナー・橋本祐樹とのコラボレーションによって生まれた作品を発表、3階では仮想と現実が曖昧となった現在をテーマに、デジタル画像を様々な物理的なメディウムに落とし込んだ作品と、その反対にプロジェクションやVRゴーグルを用いて物質感が取り払われた作品を体験させる実験的な空間となります。

休廊日

月曜日

夏季休廊

2019年8月12日(月)ー8月16日(金)

オープニングレセプション

2019年8月2日(金)18:00〜20:00

イベント

会期中どこかで開催予定

デザイン

西頭慶恭

コラボレーション

YUKI HASHIMOTO

協力

東京ビジュアルアーツ
株式会社フレームマン


石川和人

1983 埼玉県生まれ
2008 東京ビジュアルアーツ写真学科卒業

主な個展
2018「Overload」EUKARYOTE(東京)
2017「Humanity」SEZON ART GALLERY(東京)

近年の主なグループ展
2019「東京アートブックフェア」東京都現代美術館
2018「Festiwal Fotografii Plener Zory」(ポーランド)
「PhotoCamp」天王洲キャナルサイド(東京)
「MATSUBA COLLECTION」EUKARYOTE(東京)
2017「3Days Exhibition」 SEZON ART GALLERY(東京)
2016「New Portrait」 Wer-Haus(バルセロナ)


YUKI HASHIMOTO

About
ブランドコンセプトは『NEW ORDER』(ニューオーダー)。
ファッションが創り出した文化・歴史へ敬意を払ってデザインすることによって生まれる “新しい秩序”の創造、追求。

Designer
橋本祐樹
2019年春夏ブランドスタート。
京都造形芸術大学を卒業後、アントワープ王立アカデミーに進学。
学士課程修了後、パリ、アントワープにて「KRIS VAN ASSCHE」「RAF SIMONS」「MAISON MARGIELA」
のデザインアシスタントとして経験を積む。
その後、ブランド立ち上げを見据え、ブランド創りの基礎を再度学ぶため、修士課程へ進学。
修士課程期間中に中国のバッグメーカー「KITAYAMA STUDIO」から協業のオファーを受ける。
2018年7月、自身のブランド、YUKI HASHIMOTOを立ち上げ、 2019 SPRING/SUMMER COLLECTION “BAD DAY CAMP” を発表。
バックのコラボレーションアイテムは同コレクション内で同時発表。


MORE EXHIBITION


“EUKARYOTE”は、2018年に東京の神宮前に設立したアートスペースです。美術の発生より紡ぎ続けてきた現代の有形無形、その本質であり、普遍的な価値を持つ作品や作家を積極的に取り上げ、残していきます。


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