Multi shutter/マルチシャッター

Multi shutter/マルチシャッター

EUKARYOTE


Information

この度、EUKARYOTEでは、8月24日(金)から9月9日(日)までの会期にて、美術家/建築家の秋山佑太による企画展『Multi shutter/マルチシャッター』を開催いたします。
北からは山形藝術界隈を拠点とする久松知子をはじめ、沖縄の地で釣り人をしながら画家として活動する松尾海彦、更に時代の軸を変え架空の物故三流画家として活動するユアサエボシや、アート作品の構造そのものを可視化させる山田はじめなど、各々の地域性や時代性に紐付いた活動を行う12組を東京・神宮前に位置する一つの空間に結び、強固なアイデンティティを持つ作品群を建物の「シャッター」、あるいはカメラの「シャッター」で捉えることに擬えて焦点を当てます。是非ともご高覧賜りますようお願い申し上げます。

出展作家

秋山佑太、宇田川直寛、浦川大志、尾崎森平、硬軟、後藤拓朗、関優花、高橋相馬、松尾海彦、久松知子、山田はじめ、ユアサエボシ

休廊日

月曜日

オプニングレセプション

2018年8月25日(sat)18:00〜20:00


ステイトメント

『Multi shutter/マルチシャッター』の企画者である秋山佑太は「建築土木作業員」が抱える葛藤を「アスベスト」や「有機溶剤」などの人体被害がある建築資材を日々見つめ、作業員の作業リスク無くして現在の都市は存在なし得ないという視点を起点に表現しています。
その視点はオリンピックに向け進む再開発事業と被災地の復興事業へ向けられています。明確な設計図が無い中でも箱を作り続ける姿は「マインクラフト」のプレイヤーの様です。
日本郊外の県道では、高度成長期の「植林政策」によりつくられた建築資材用の国植林に出会います。戦後の「植林政策」の失敗によって、ひたすら郊外に植えられ忘れ去られた杉林の虚しさは、常に中央政府から捨て駒とされる地方の姿にも見えてきます。
展覧会メインビジュアルである展示作品のひとつ、尾崎森平の「杉林のシリーズ」は、東北の同じ杉林の風景を昼と夜とに描き分けています。それはモネの連作「積みわら」へのオマージュであり、「ドラゴンクエスト」のフィールドが昼と夜ともに同じ図像を流用している事に影響を受けています。現実の杉林の虚しい風景を、色面を最大化させながら色数を減らしフラットに画面に落とし込んでいます。
企画展『Multi shutter/マルチシャッター』では、参加作家それぞれの活動がひとつの空間で乱反射し、この時代の変り目を鈍光な灯で照射します。未来への一手を提示する為にも、我々は時代の湿度を少しでも下げる必要があるのです。


MORE EXHIBITION


“EUKARYOTE”は、2018年に東京の神宮前に設立したアートスペースです。美術の発生より紡ぎ続けてきた現代の有形無形、その本質であり、普遍的な価値を持つ作品や作家を積極的に取り上げ、残していきます。


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