倉知朋之介個展「果物物語 Fruit Memories」

現在開催中

倉知朋之介個展「果物物語 Fruit Memories」

EUKARYOTE


Information

EUKARYOTEでは2026年5月8日(金)から5月31日(日)までの会期にて、倉知朋之介による個展「果物物語 Fruit Memories」を開催いたします。

倉知朋之介は1997年愛知県生まれ。2024年に東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻を修了しました。これまで映像インスタレーションを中心に、自身が主演・演出を行う作品を制作・発表しています。倉知の作品は、映画やMV等といった娯楽を引用しながら、日用品による即席の舞台装置と独特でスピーディーなリズムを用いることで、日常的な場面の持つインパクトを増幅させ、意味と無意味の境界を攪乱します。

本展の制作にあたり倉知は、今年1月に越後妻有里山現代美術館 MonETにて開催した個展を通して、自身の制作を振り返る契機を得たと語っています。同展では、活動初期から現在に至るまでの映像作品が一堂に展示されました。その際に、かつての混沌とした構成や衝動性、即興性が、現在では整理されコントロールされつつあることが意識されたといいます。本展では、それら初期の特性と、現在の技術や構成とを融合させる方向で制作されています。
こうした変化を踏まえつつ、本展のテーマは、スーパーマーケットで何気なく手にしたオレンジジュースの価格高騰への関心がきっかけとなりました。誰にとっても日常的な存在である果物を起点に、連想的に構築された作品世界では、子供向け教育番組の形式を参照しながら、複数の場面を接続する構成が映像に採用されています。また身近なモチーフである一方、果物を通じて、個人の生活と遠隔と思われていた事象が否応なく接続される現実が、断片的に織り込まれているようにも見えてきます。

展示空間は1階から3階までフロアごとにインスタレーションとして展開されます。1階では既製のガラス製果物オブジェを再構成した立体作品や、複数のモニターによるドローイング的なループ映像が空間に配置され、2階は本展の中核となる映像とともに、撮影に用いられた背景セットを配置することで作品世界を物理的に立ち上げます。3階では、青果店で撮影されたインタビュー形式の映像の投影と写真作品を発表いたします。

情報が生成の段階にまで加速する現在、私たちはあらゆる物事に意味を見出そうとし続けています。倉知の作品は、不条理な断片の連なりを通して、その過剰な意味化の欲望に対しても、静かに問いかけてきます。

休廊日

月曜日 火曜日

デザイン

inori

構成作家

米村優人

出演

川本仁紀 倉知朋之介 黒瀧倫太郎 小島翔 志賀耕太 名村昴 西野皐生 花山智大 マーズデンジェイク 栁澤貴彦 米村優人 我

カメラマン

内海拓 巻島雄輝

彫刻 CSFT(cast Select Fruit Table)

米村優人

パペット

布谷麻衣

制作協力

石丸めぐみ 伊藤充希 小原壮月 ケイディ千陽 鈴村莉子 名村昴 船越晴稀 星加曜 我

音楽

【会話】小島翔
【気づかれちゃいましたか】永田風薫

インストール

伊藤颯 小原壮月 中井梓太郎 みずかみしゅうと 我


倉知朋之介

1997 愛知県生まれ
2020 京都造形芸術大学(現 京都芸術大学)情報デザイン学科 卒業
2024 東京芸術大学映像研究科メディア映像専攻修了

主な個展
2026「THE NEVER ENDING BUILDING」越後妻有里山現代美術館 MonET 新潟
2024「Okra Neighbor」BUoY 東京

近年の主なグループ展
2025「SOFTBOYS〜だってまだまだ今来たばっか!〜」KYOTO EXPERIMENT 2025 Echoes Now 京都
「神戸六甲ミーツ・アート 2025 beyond」旧六甲スカイヴィラ 兵庫
「パビリオン・ゼロ」葛西臨海公園 東京
2024「ATAMI ART GRANT 2024」静岡
「ANTEROOM TRANSMISSION Vol.3 – 24/7」GALLERY9.5 ソウル

受賞歴
2022「CAF賞」入選
2020「2019年度京都造形芸術大学作品展」優秀賞


MORE EXHIBITION


“EUKARYOTE”は、2018年に東京の神宮前に設立したアートギャラリーです。美術の発生より紡ぎ続けてきた現代の有形無形、その本質であり、普遍的な価値を持つ作品や作家を積極的に取り上げ、残していきます。


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