EUKARYOTE
EUKARYOTEでは5月10日(金)から6月2日(日)までの会期にて、ストリートアーティストhykrx(ヒャクラク)による個展を開催致します。
本展では新作の「privacy」を中心に、陰影を計算し職人的ともいえる手作業で切り抜かれた型に対しスプレーの濃淡、飛沫やドリップを生かしたステンシル技法のパネル作品20点程を展示いたします。
ストリートアートにおけるステンシル技法は、もともと公共物への違法なグラフィティの手段として、即時性と複数性に優れていた為広まりました。
一見すると刺激的な表層から社会批判的にも見えるhykrxの作品ですが、躊躇のないメッセージ性と高度なカッティング技術というストリートアートの文脈を引き継ぎながら、情報社会のサイクルの中で埋もれていく感情をステンシルで表現し、日本古来の文化と共存する都市・奈良の街中で多数のミューラルを手がけるなど、独自にメッセージを発信し続けています。
今回のメインビジュアルにもなった「privacy」について、hykrxは加速度的に物事が進化していく世の中で私たちが無感覚になり、仮想空間を介して世界中に露出する文字や容姿、感情の伝達に対し、共感する人もいれば皮肉を言う人もいる状況から、人々の間に争いがなくならない理由を見出し「ありがとうを伝えるにはショッピングバッグに書いてあるくらいのTHANK YOUが適温なのかもしれない」と制作の意図を語ります。
個展のタイトルにおいても敢えて無題を貫き、自らの制作では一貫して自身で見える/経験した範囲のものをテーマの起点とするスタイルは、より良い変化と速度を求める現代の流れの中で、しなやかに楽しむ姿勢を私たちに訴えかけてきます。hykrxの新たなメッセージを是非ご高覧下さい。
詳細は追って記載させて頂きます
月曜日
hykrx(ヒャクラク)
90年、バンドフライヤーから始まり、ミューラルから キャンバスまでをステンシルをメインに描くアーティスト。
愛あるモノには最後まで全力なのが救いであり、 救い難い所。
1990 Graffiti.Urban.Street.Flyer.
2000 Stencil.Cd.Clothes…etc
2010 Graniph Design Artist
2010 ARTMeter Aword Ranking 5th
2011 Urban Art Exhibition (VISQ)
2012 HYKRX Exhibition (浜崎健立美術館)
2012 HYKRX x FUTURE Exhibition (OKIRAKU2)
2014 Brand CURRYFORNIA
2014 DESTROY SIGN+ Online Store Open
2015 Mural Project Start
2016 HYKRX Solo Exhibition (SEZON ART GALLERY)
2017 HYKRX x coruri STAY HUNGRY Exhibition (shuyukan)
2018 HYKRX x coruri One Smile (aguri park ryuoh)
PAGE TOP