菅原玄奨個展「anonym」

菅原玄奨個展「anonym」

EUKARYOTE


Information

EUKARYOTEでは2020年11月6日(金)から11月29日(日)の会期にて、菅原玄奨個展「anonym」を開催致します。


特定不明な古代の作家や匿名性を表すことば「anonym (アノニム)」。
手の感触を頼りに造形していく塑像、そしてその痕跡を消す、あるいは強調する甘美な表面の仕上げによって、電子機器と絶えず接続している現代の身体性を具現化する菅原。
幼少時代からビデオゲームやインターネットの変化に触れ、特有性よりも匿名性、崇高性よりも偏在性に惹かれていくミレニアル世代。
ハードウェア、ソフトウェアからクラウドへと進展するかのような1→2→3Fへの順路。
物体から雲へと変化する感性「電気蒸気化する感性」は地上へとまた戻っていく。
New-Life People 新生活の人々。
内海潤也

1993年東京都に生まれ、2018年に東京造形大学大学院造形研究科修士課程彫刻専攻を修了した菅原玄奨は、工業製品にも用いられるFRP(繊維強化プラスチック)を主な素材とし、消費的なファッションを纒い記号化された人々の姿を通して、移ろいゆく現代の表層やその実態の拠りどころのなさを立ち上がらせます。
2020年「Input/Output」(銀座蔦屋書店アトリウム)、2018年「香取慎吾 NAKAMA de ART」(帝国ホテルプラザ)発表のほか、作品集を出版するなど注目を集めつつありますが、今回3年ぶりの個展となります。
サーフェイサーによるマット・グレーの塗装によりわずかに残る触覚性と匿名性を強調した初期の作品から、近年はホログラム塗装を施し粘土の手触りの痕跡を強調したシリーズ「Ectoplasm」を制作するほか、彫刻をとりまく光源や台座など、展示環境も作品の一部として提示することで表現の幅を広げています。
本展は新作を中心に3フロアを使ってこれまでの制作を顧みる構成となっており、菅原の活動を広く周知させるきっかけとなった2018年の「A MAN」における、共にグレーの塗装で固有の情報を取り払われた等身大の少年の彫刻とそれに並ぶ空のペットボトルの発展とも言える、彫刻とプラスティックのレディメイドを並列させたインスタレーションや、ホログラム塗装によって光のコントラストを用いて身体性とその空虚さを空間に浮かび上がらせるなど、これまでの探求に対してより多角的な次元から表層や匿名性に宿る本質を探る試みとなります。ぜひご高覧くださいますようお願い申し上げます。

休廊日

月曜日

デザイン

齋藤拓実

写真

石田宗一郎


菅原玄奨

1993 東京都生まれ
2016 東京造形大学造形学部美術学科彫刻専攻領域 卒業
2018 東京造形大学大学院 造形研究科美術専攻領域 修了

個展
2017「東京の人」 Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi /東京
2016「invisible」TAV gallery /東京

主なグループ展
2020「EUKARYOTE POP UP EXHIBITION」TMMT/東京 
「appropriate distance」銀座蔦屋書店アートウォールギャラリー/東京 
「Input/Output」銀座蔦屋書店アトリウム/東京 
「Collectors’ Collective vol.1」MEDEL GALLERY SHU/東京 
2019「The hidden God」清アートスペース / 東京
「The Metamorphosis」EUKARYOTE /東京
2018「シブヤスタイルvol.12」西武渋谷店美術画廊 /東京
「POLA×銀座 蔦屋書店 コラボレーションイベント -アートの持つ想いに触れ、美をとうとぶ-」蔦屋書店銀座 /東京
「香取慎吾 NAKAMA de ART」帝国ホテルプラザ /東京
「Busan Annual Market of Art 2018」BEXCO /韓国
「スイッチルーム展 ARTFAIRTOKYO」東京国際フォーラム
「Young Artist Exhibition 2018」EUKARYOTE /東京
2017 「群馬青年ビエンナーレ」 群馬県立近代美術館

主な受賞歴
2018「東京造形大学卒業制作展」ZOKEI賞
2017「群馬青年ビエンナーレ」奨励賞

レジデンス
2018「CVJ Workplace Art Project」ヤフー本社 /東京


MORE EXHIBITION


“EUKARYOTE”は、2018年に東京の神宮前に設立したアートスペースです。美術の発生より紡ぎ続けてきた現代の有形無形、その本質であり、普遍的な価値を持つ作品や作家を積極的に取り上げ、残していきます。


PAGE TOP