EUKARYOTE 1-3F
EUKARYOTEでは、4月5日(金)から4月28日(日)までの会期にて、全国各地の美大生を対象に作品発表の機会を提供し、様々な鑑賞者との交流を促進させるなど、サポートを行うことを第一の目的とした企画「YOUNG ARTIST EXHIBITION」を開催いたします。
本年度は1993〜1995年の間に生まれ、仮想上の膨大な個々のイメージ/物語が現実を凌駕する現代において絵画を主な領域として制作活動を行う3名、東慎也、伊藤夏実、近藤太郎によるグループ展となります。
これからのアートシーンを担う若いアーティストの表現が一堂に会する「YOUNG ARTIST EXHIBITION 2019」を是非ご高覧ください。
2019.4.5 (金) 18:00-20:00
月曜日
西頭慶恭
東 慎也|Shinya Azuma
1994 大阪府生まれ
2018 京都造形芸術大学美術工芸学科油画コース 卒業
2019 同大学大学院ペインティング領域在学中
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東慎也は自身が見聞きしたニュースや遭遇した事象を元にイメージを発展させてドローイングに描きとめたのち、恣意的なメディウムのストロークによってタブローに描き出しており、人・犬・猫など一見すると可愛らしい生き物たちが織りなす様子は、鑑賞者に対して”噛み跡が残るような”、どこか看過できない物語性やアイロニーを脳裏に浮かび上がらせます。
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伊藤 夏実|Natsumi Ito
1993 愛知県生まれ
2017 女子美術大学洋画専攻 卒業
2019 女子美術大学大学院博士前期課程洋画研究領域 卒業
主な個展
2017 「TWS-EMERGING 2017 / 動くものと動かないものとの境界も、力の中心も無数にあるのではないか。」トーキョーワンダーサイト本郷/東京
主なグループ展
2018「3pieces」黄金町スタジオ(黄金町八番館、1-1 スタジオ G) /神奈川
「パララックス」3331アーツ千代田,スペース 101、B104/東京
2017「Artists in FAS 2017」藤沢市アートスペース/神奈川
「ギャラリーへ行こう 2017」数寄和ギャラリー(トーキョーワンダーウォール公募)/東京
2016「入選作品展」ワンダーサイト渋谷/東京
「第52回神奈川県立美術展」神奈川県民ホールギャラリー/神奈川
アーティスト イン レジデンス
2017「Artists in FAS 2017」藤沢市アートスペース
賞歴
2019 福沢一郎賞
2018 第54回神奈川県美術展 入選
2017 ギャラリーへ行こう2017 入選
加藤成之記念賞
2016 トーキョーワンダーウォール2016審査員賞(今村 有策)
トーキョーワンダーウォール賞
第52回神奈川県美術展 美術奨学会記念賞
ターナーアワード 2016 入選
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ドローイング的なタッチでワイヤーが交錯し互いにせめぎ合う様子や、あえて緩和させた状態に張られたキャンバス、伊藤夏実は動的な均衡状態を画面の中のみならず支持体をも素材として変形させて作り出します。刻々と物体が作用し合い、形態と状態を作り出していく状況を観測するような制作手法は、物事や人同士など2つ以上の点の関わりから今の瞬間にも分岐し無数に生じる現象への想像を促してきます。
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近藤 太郎|Taro Kondo
1995 東京都生まれ
2018 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻 卒業
2019 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース 在籍
主な個展
2017「空想物質」弘重ギャラリー/東京
主なグループ展
2018「日露の若者による美術展覧会 克服」サンクトペテルブルク中央展覧会場マネージュ/モスクワ
「ART FAIR TOKYO 2018 Future Artists Tokyo -スイッチルーム-」東京国際フォーラム/東京
「木曽ペインティングス Vol.2 2018」木曽路美術館/長野
2017「木曽ペインティングス Vol.1 2017」宮ノ越本陣/長野
「私とジョニーは無関係だ」武蔵野美術大学 FAL/東京
2016「朝鮮大×武蔵美×芸大合同展 となりあえば」朝鮮大学校美術棟展示室/東京
主な受賞歴
2018「シェル美術賞2018」グランプリ
平成29年度武蔵野美術大学卒業・修了制作展 研究室賞
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近藤太郎は、セルフポートレイトの手法を用いて常に”手前にいる自分”に対し、インターネット上の画像や海外で撮影された風景など、隔絶されたイメージを紙に写し壁に貼り付けてイメージと現実の狭間の空間を作り出します。現実世界より膨大な量の仮想のイメージが存在する現在における新しい自己像や身体の認識をテーマに作品を制作・発表し、2018年シェル美術賞グランプリを受賞するなど、着実に制作の幅を広げています。
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